二分脊椎症の症状や予防法
二分脊椎症の症状や予防法 

・二分脊椎症って、なに?

背骨が胎内で発生する途中で、背中の中央の脊椎弓の癒合が不完全だったために、左右に分裂している病気です。脊髄膜や脊髄が、分裂している脊椎弓からはみ出し、皮膚が腫瘤(こぶ)のように突き出します。これを嚢胞性二分脊椎といいます。腰仙部に発生することが多いので、下肢の運動障害や膀胱直腸障害(排尿、排便の障害)をともないます。多くは水頭症を合併します。先進諸国の中では、日本が一番高い発生頻度を示しています。

・二分脊椎症の原因

現在のところ原因は不明です。遺伝性の病気では無いと言われています。ただし、体質や環境因子によって二分脊椎が発生しやすいという報告があります。環境要因として、胎生早期における葉酸欠乏、ビタミンA過剰摂取、抗てんかん薬の服用、遺伝要因として人種、葉酸代謝の多型(遺伝子の型)が知られています。

・二分脊椎症は予防できるの?

厚生省によると、葉酸の摂取が二分脊椎症などの神経管閉鎖障害の発症リスクを70%減らすことが出来ると発表しています。先天異常が発症する中枢神経は、妊娠のごく初期に形成されます。妊婦が妊娠を自覚できるのは早くて妊娠5週頃で、すでに胎児の器官形成は始まっています。だからこそ、妊娠する可能性のある女性は特に毎日葉酸を摂取することが大切です。

・葉酸って、なに?

葉酸は水溶性ビタミンの一種で、ホウレンソウなどの葉物野菜やフルーツ、レバーや大豆などに多く含まれる栄養素です。葉酸は細胞の増殖、臓器の形成に不可欠の役割を果たしています。したがって、母親の子宮内で赤ちゃんが大きく成長する時期には、特に葉酸の必要量が増加します。葉酸不足を防ぎ、胎児の健やかな成長をサポートするために、バランスのよい食事を心がけ、葉酸に関しては積極的に摂取したいものです。また、葉酸はビタミンB12、ビタミンB6、ビタミンCがなければ働かないので、これらも一緒に摂るように心がけましょう。

・葉酸の必要な摂取量 

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、成人で1日240μgを推奨量として提示しています。さらに、妊婦では480μg、授乳婦で340μgの摂取を推奨量としています。栄養摂取の基本は食生活にありますが、葉酸については食物を通じての体内利用率は約50%です。効率の良いサプリメントでは85~90%です。また、葉酸の摂取は、通常の食事からだけでは、なかなか難しいものです。サプリメントで補うなど、毎日規則正しく摂る習慣をつけましょう。

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